ハーブ辞典

ベイ

表示名称
ベイ
学名
Laurus nobilis
和名
ゲッケイジュ(月桂樹)
種別
南ヨーロッパ
原産地
利用部位
栄光 勝利
含有成分
精油(シネオール、オイゲノール、ゲラにオール、ピネン、レルピネン)
症状・目的
作用や働き

葉を8月頃に採取して水洗いし風通しの良い場所で陰干しにします。これを月桂葉(げっけいよう)とよびます。秋に黒く熟した果実を採取し、陰干ししたものを月桂実(げっけいじつ)と呼びます。リウマチや神経痛に乾燥した葉2~3gをカップ2の水で3分の1の量になるまで煎じ服用します。または乾燥した葉を一握り浴槽に入れ浴湯料にします。健胃には乾燥した実を粉末1gにし、カップ半量の湯に混ぜて1日2~3回服用します。

学名のLaurus nobilisはラテン語で緑色で高貴なという意味を持ちます。12mほどの常緑樹で古代ギリシャやローマでは葉や枝だでつくった冠が勝利の象徴とされ、現在でもスポーツ競技などにおいて勝者に月桂冠が与えられる事があります。

美容/健康に関するコラム

ゲッケイジュの葉を乾燥させたものは英名をローレル、仏名をローリエと言い、料理の香り付けに利用します。肉類や魚類の生臭さをやわげるのに効果的です。香りの主成分は揮発性のため、葉を追ったり切れ目を入れたりすると芳香が強まります。油に溶けやすいので材料を炒める段階から加えるとよく、長く煮込む場合は苦味が出るために煮込み終わったら取り出しておくとよいでしょう。