ナンテン
- 効果・効能
- 鎮咳作用、利尿作用、麻痺作用、抗菌作用、殺菌作用、防腐作用など
- 含有成分
- 【果実】アルカロイド(ドメスチン、ジヒドロナンテニン、イソコリジンなど)・【葉】アルカロイド(ドメスチン、マグノフノリンなど)
- 症状・目的
- 咳、喘息、のどの痛み、湿疹、かぶれ
- 中国原産の常緑低木。日本では「南天」の語音から難を転じる「難転」、「成天」の木として、古くから魔よけ、厄よけ、縁起物として生垣や庭木として植えられています。毒消しとして赤飯などに葉を添えたり、材からは箸が作られたりしてきました。
美容/健康に関するコラム
完熟した果実を天日で乾燥させたものを「南天日(ナンテンジツ)」といい、煎じて咳止めに利用します。また、8~9月に採取した葉を日干ししたものを「南天葉(ナンテンヨウ)」といい、扁桃炎にはそれを煎じてうがい薬として利用します。湿疹、かぶれには、乾燥した葉を布袋などに入れて入浴剤とします。また、生の葉は、煮魚を作る時に入れたり、赤飯などの上にのせると防腐効果を発揮します。