ハーブ辞典

ローズマリー

表示名称
ローズマリー
学名
Rosmarinus officinalis
和名
マンネンロウ
種別
シソ科マンネンロウ属
原産地
地中海沿岸
利用部位
地上部
花言葉
記憶 思い出
含有成分
精油、フェノール酸、ジテルペン酸化合物、フラボノイド、苦味、レジン
作用や働き

ローズマリーは昔から心臓、脳、神経系にとくに効果的な強壮剤と考えられてきました。脳への血行を促す事で、脳を刺激し、集中力を高めます。記憶力を良くすると信じられてきた所以でしょう。気分を快活で陽気にするため麻布で包んで右腕にまくという療法もありました。現代では精油を朝2時間身にまとうと認知症予防になると研究発表されて話題になっています。
切り傷や創傷、ただれ、しもやけ、やけどにも使用できる他、皮膚の全般的な強壮剤としても用いる事ができます。

学名のRosmarinusはラテン語のros(露、しずく)、marinus(海の)の合成語です。海に向かって断崖などに咲いている強い香りの植物である事を表しています。和名のマンネンロウ(万年郎)は永遠の青年といえる若返り強壮力のある植物と考えて命名された説や、マンネンコウ(万年香)が書き間違って広まった説があります。
ローズマリーは中世の庭で栽培されたハーブの中でもっとも好まれた有名なハーブであったと言われています。ローズマリーは衣類や書籍の虫除けとして利用したり、白ワインと煮詰めてその液体を化粧水代わりに使用したり、枕の下にその葉を置いて寝れば悪夢よけになったと言われていました。

美容/健康に関するコラム

外用では、風呂の湯にローズマリーの精油をバスオイルなどに2~3滴まぜて入れると、体が痛んだり1日の疲れがたまっているとき優れた強壮剤となります。
興奮作用とリラックス作用を両方持つので朝風呂にも適しています。精油を植物オイルに希釈して肌にすり込むと、温まって元気が出ます。皮膚の血行が促進されるので、回復を速め、炎症の解消に役立ちます。
化粧品としては目の下のシミやたるみをとります。頭皮に摺り込むと抜け毛を防いで髪の状態を整えます。